MT5用EA TC-ZoneRecovery
前回では、損切りについていろいろ検証してみました。
今回は、エントリーされない現象が確認できましたのでその調査を行っていきたいとおもいます。
こちらが2022年11月24日と25日ので実際にエントリーされたチャートになります。
2回エントリーされたのが確認できています。
11:19:48.177 TC-ZoneRecoveryVer3.74 (GOLD,M5) BB MA Logic Buy entry:1758.13 ADX:27.2
12:58:24.967 TC-ZoneRecoveryVer3.74 (GOLD,M5) CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 12:58:24 GOLD Ticket: 144268954 triggered SL. Profit: 114.00
16:44:46.562 TC-ZoneRecoveryVer3.74 (GOLD,M5) BB MA Logic Sell entry:1753.38 ADX:31.
16:59:00.246 TC-ZoneRecoveryVer3.74 (GOLD,M5) CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 16:59:00 GOLD Ticket: 144348315 triggered SL. Profit: 144.00
※時間は日本時間の表示になります。サーバとの時差は7時間になります。
XMのデモ環境にあるデータで確認してみます。
こちらでは4回エントリーされているのが確認できています。
2022.11.24 19:45:00 BB MA Logic Sell entry:1755.03 ADX:25.2
2022.11.25 02:15:43 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 02:15:43 GOLD Ticket: 2 triggered SL. Profit: 12.50
2022.11.25 04:20:00 BB MA Logic Buy entry:1758.13 ADX:27.2
2022.11.25 05:59:18 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 05:59:18 GOLD Ticket: 4 triggered SL. Profit: 10.00
2022.11.25 09:45:00 BB MA Logic Sell entry:1753.38 ADX:31.0
2022.11.25 10:00:48 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 10:00:48 GOLD Ticket: 6 triggered SL. Profit: 21.20
2022.11.25 19:00:00 BB MA Logic Buy entry:1751.29 ADX:30.7
2022.11.25 19:07:43 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 19:07:43 GOLD Ticket: 8 triggered SL. Profit: 11.00
XMのリアル口座にあるデータでも確認してみます。
2022.11.24 19:45:00 BB MA Logic Sell entry:1755.03 ADX:25.2
2022.11.25 02:15:43 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 02:15:43 GOLD Ticket: 2 triggered SL. Profit: 1.42
2022.11.25 04:20:00 BB MA Logic Buy entry:1758.13 ADX:27.2
2022.11.25 05:59:18 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 05:59:18 GOLD Ticket: 4 triggered SL. Profit: 1.00
2022.11.25 09:45:00 BB MA Logic Sell entry:1753.38 ADX:31.0
2022.11.25 10:00:48 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 10:00:48 GOLD Ticket: 6 triggered SL. Profit: 2.12
2022.11.25 19:00:00 BB MA Logic Buy entry:1751.29 ADX:30.7
2022.11.25 19:07:43 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 19:07:43 GOLD Ticket: 8 triggered SL. Profit: 11.00
デモとリアルの口座では全く同じ結果となりました。
いつも検証で使用しているTickstoryのデータでも確認してみます。
2022.11.25 03:30:00 BB MA Logic Sell entry:1754.24 ADX:34.4
2022.11.25 09:31:21 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 09:31:21 GOLD-week Ticket: 2 triggered SL. Profit: 11.00
2022.11.25 11:20:00 BB MA Logic Buy entry:1758.14 ADX:29.4
2022.11.25 13:00:20 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 13:00:20 GOLD-week Ticket: 4 triggered SL. Profit: 9.70
2022.11.25 16:45:00 BB MA Logic Sell entry:1753.33 ADX:29.8
2022.11.25 17:00:05 CAveragingDown::CheckDealForTakeProfitStopLoss 2022.11.25 17:00:05 GOLD-week Ticket: 6 triggered SL. Profit: 15.50
※時間は日本時間の表示になります。サーバとの時差は7時間になります。
検証(XM) | 検証(Tickstory) | 実エントリー | |||
11.24 19:45:00 | Sell entry | 20:30:00 | Sell entry | ||
11.25 02:15:43 | 獲得PIPS 12.6 | 02:31:21 | 獲得PIPS 11.2 | ||
11.25 04:20:00 | Buy entry | 04:20:00 | Buy entry | 04:19:48.177 | Buy entry |
11.25 05:59:18 | 獲得PIPS 10.3 | 06:00:20 | 獲得PIPS 10.0 | 05:58:24.967 | 獲得PIPS 8.2 |
11.25 09:45:00 | Sell entry | 09:45:00 | Sell entry | 09:44:46.562 | Sell entry |
11.25 10:00:48 | 獲得PIPS 21.9 | 10:00:05 | 獲得PIPS 15.7 | 09:59:00.246 | 獲得PIPS 10.4 |
11.25 19:00:00 | Buy entry | ||||
11.25 19:07:43 | 獲得PIPS 11.1 |
- 実エントリーでは1つ目のエントリーが無い
- 獲得PIPSが違う
- 実エントリーの時間が違う
- 実エントリーでは4つ目のエントリーが無い
4つ目でエントリーされない点:
まず4つ目のエントリーですが、これは設定によります。
設定で土曜日の0:55以降エントリーされない設定になっていないので11月25日、19時(サーバ時間)は日本時間で11月26日2時になるのでエントリーされませんでした。
実エントリーで時間が異なっている:
ロジックではエントリーは5分足の新規足でエントリーするので分数は00:00,05:00,10:00,15:00でエントリーされるはずになります。
ところがエントリー時間がずれているように見えます。
これは、おそらくパソコンの時間によるものだと考えられます。
定期的にパソコンの時間を同期するようにします。しかし、こちらはあくまで時間の表示の問題だけになりますので大したことはありません。
獲得PIPSが違う点:
獲得PIPSが異なっている点ですが使用しているパソコンのスペックやその時のネットワーク環境に関連していることが考えられます。
タスクマネージャーを起動してパフォーマンスタブをみてみてください。
CPU使用率、メモリー使用量は大丈夫でしょうか。
Windows 10対応:タスクマネージャの「パフォーマンス」タブの見方
まずは、MT5ターミナルの右下のシグナルのアイコンをクリックしてサーバへの接続遅延を確認してみてください。200ms~300msあたりであれば問題ないと思われます。
同じ個所でマウスを移動するとネットワーク状況が確認できます。
ピングの値が異様に高い、またはパケットロスの数値が高い場合には使っているネットワーク環境を確認する必要があります。
パケットロスを解説!原因と解決方法がすぐわかります
試しにXMのデモ環境で1000msの遅延がある場合の検証結果は以下になります。
遅延がある場合、獲得PIPSが異なることが確認できています。
2つめのエントリーの利確時の拡大
3つめのエントリーの利確時の拡大
利確の箇所を拡大して見てみると実エントリーの2つ目も3つ目も1分ほど早く利確されています。
これについては同じ利確のロジック使用しているのにかかわらずこのようなことが起こるのかは現時点では不明になります。
今後何か分かった場合、こちらの記事に追記していきたいと考えております。
1つめのエントリーがなかった:
1つ目のエントリーに関してもなぜエントリーされなかったにつきましてはログの出力が無かっため現時点では不明になります。
スプレッドの開きが関連してる可能性がありますが、その時間でのスプレッドを確認しましたが閾値以下でした。
こちらに関しても今後何か分かった場合こちらの記事に追記していきたいと考えております。