MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory

こちらは続きになります。まだの方はこちらから

MT4で使用するティック(Tick)データの取得するためいろいろ調査した結果、Dukascopyからのティックデータがよくてダウンロード出来るのですが、そのままMT4で使用できません。Tick Data SuiteかTickstoryでエクスポートするとMT4で使用できるということが分かりました。

ここではそれぞれのエクスポート方法を書きたいと思います。
まずは前提としてMT4は、*.HSTおよび* .FXTという拡張子を持つファイルにヒストリカルデータを保存しています。

それぞれのFX業者からダウンロードできる最小のデータは1分足のヒストリカルデータでHSTのファイルになります。FXTファイルには、バックテストで使用するティックデータやスプレッドの情報などが含まれています。

Tickstory

https://tickstory.com/

Tickstoryは、トレーダーがさまざまなデータベンダーから市場データをダウンロードできるようにするアプリケーションになります。この市場データを使用すると、ユーザーは情報をさまざまな形式(コンマ区切り形式など)にエクスポートして、選択した取引プラットフォームで使用できるようになります。
Tickstory image pic
Tickstoryは、トレーダーがさまざまなデータベンダーから市場データをダウンロードできるようにするアプリケーションです。この市場データを使用すると、ユーザーは情報をさまざまな形式(コンマ区切り形式など)にエクスポートして、選択した取引プラットフォームで使用できるようになります。

いろいろなヒストリカルデータがダウンロード可能のようです。
Tickstory various historical data
前の記事で半年分のデータをダウンロードしました。
(2019/07/25-2020/1/28)

ダウンロードしたデータをMT4にエクスポートするためにMT4のインストール先のファルダーを指定する必要があります。
私が使用しているAxioryを例とすると、ディスクトップのアイコンを右クリックし”ファイルの場所”を開くを選択します。
MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory
インストール先を確認して設定します。
MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory
指定するとMT4データフォルダとサーバー名が入ります。
設定画面
Tickstory Lite
MT4へエクスポートしてみます。
エクスポート画面
tickstory export screen
スプレッド、ロットサイズなど使用している業者に合わせることができます。
tickstory export screen details
管理画面でタスクに表示されるので右クリックし、開始タスクを選択します。
tickstory MT4 export task
エクスポートしたデータを見ています。それぞれのタイムフレームでデータが生成されています。
HSTのファイル
<MT4データフォルダー>\history\AxioryAsia-02Demo
MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory
FXTファイル
<MT4データフォルダー>\tester\history

fxt files

実際検証してみました

確認すると表示されている時間の+9時間が日本時間になるのでEAを+9で設定して検証してみました。
画像はtradingviewとの比較
MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory

ティックデータをダウンロードしたのでEAを作成して以下で検証してみました。
2019/07/25-2020/1/28 USDJPY
9時50分30秒で買、9時54分50秒で手仕舞い 結果
9時55分00秒で売、9時59分30秒で手仕舞い 結果

結果

モデリング99.9%でました!
モデリング99.9%
買いは勝率61.54%、プロフィットファクタが1.64なのでこのまま使用続けれが資金が増えるということになります。
売りは勝率54.20%、プロフィットファクタが1.26なのでこちらもこのまま使用続けれが資金が増えるということになります。

作成したEAは近日中に販売予定になっています。

Tick Data Home

https://eareview.net/

Tick Data Managerはティックデータをダウンロードするだけのものようです。
設定はMT4のストラテジーテスターの画面で行います。

ティックデータを使うにチェックが入れられるようになります。
MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory
ティックデータ設定画面
Tick data setting1
高度な設定でロットや手数料を指定できます。
Tick data setting2
専門的な設定の画面
ティックデータ設定画面
証拠金の画面
Tick data setting4

HSTのファイル
C:\Users\User\AppData\Local\Tick Data Suite\Dukascopy\USDJPY\GMT2DST1
file manager3
FXTファイル
<MT4データフォルダー>\tester\history
fxtファイルは生成されましたが0KBでした。
file manager4
FXTファイルを保存するにチェックを入れると保存されていました。
file manager5
file manager6

確認すると表示されている時間の+7時間が日本時間になるのでEAを+7で設定して検証してみました。
画像はtradingviewとの比較
tradingviewと比較

2019/07/25-2020/1/28 USDJPY
9時50分30秒で買、9時54分50秒で手仕舞い 結果
9時55分00秒で売、9時59分30秒で手仕舞い 結果

結果

こちらもモデリング99.9%でました!
モデリング99.9%
買いは勝率31.54%、プロフィットファクタが0.34
売りは勝率30.77%、プロフィットファクタが0.26

使い続けると破産してしまします。同じデータなのにどうしたのでしょうか。
調査の結果はこちらで
作成したEAは近日中に販売予定になっています。

 

MT4で使用するティックデータの取得方法 その3 Tick Data SuiteとTickstory

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