MT5インジケータ TC-Currency Strength plus CFD
FX(外国為替)市場では、通貨の相対的な強弱が非常に重要な要素になります。FX取引は通貨の強弱そのものに焦点を当てています。
通貨の強弱は、その通貨の価値が他の通貨と比較して上昇または下降しているかどうかを示しているからになります。
FXトレードとは、相対的に強い通貨ペアを購入し、相対的に弱い通貨ペアを売ることで利益を得ていると言えるでしょう。
なので通貨の強弱あるいは通貨ペアの強弱を知ることはFX取引おいては必須になります。
このインジケータは一目で今、市場で強い通貨と弱い通貨が確認できます。
さらに、通貨の強弱を数値で表示しているので、各通貨がどのくらい強いかまたは弱いかも簡単に確認できます。
このインジケータは近い将来あなたにとってトレードの補助ツールとして離せないものになるでしょう。
まずは画面の説明します。
① 通貨ペアの監視対象
通貨ペアの監視対象として、ドル円を含む10通貨とダウ、ナスダック、SP500、日経、ダックス、金(ゴールド)を登録しています。
※登録は変更可能ですが、ハードコードしている部分があるために一部機能が機能しない場合があります。
② MAPO
4時間と1時間と15分が揃えば、買い圧力が強い場合青のドット、売り圧力が強い場合赤いドットが表示されます。
そのなかで最大に強い通貨の場合、青い四つ葉、最弱の場合赤の四つ葉が表示されます。
青ドット 買い | |
赤ドット 売り | |
青四つ葉 最強買い | |
赤四つ葉 最強売り |
③ 15M,1H,4Hでの方向性
15M,1H,4Hでの方向性を青のドット、赤いドット、青い四つ葉、赤の四つ葉で表示します。
⓸ 通貨ペアの相関
通貨ペアの相関が揃った場合にドットが表示されます。相関はピアソン相関係数を使用しています。
ピアソン相関係数は、異なる通貨ペア間の価格の関係性を数値化するために使用される統計的指標です。ピアソン相関係数は、-1から1の範囲の値を取ります。
通貨ペアの相関は相関係数(ディフォルトでは買いは0.75以上1まで、売りでは-0.75以下から-1まで)が揃った場合にドットが表示されます。
通貨ペアの相関組は以下のような組で位置でハードコードされております。
- USDJPY(1)、EURJPY(2)、GBPJPY(3)の円組
- GBPJPY(3)、GBPUSD(4)、GBPAUD(6)、EURGBP(10)のポンド組
- GBPUSD(4)、EURUSD(5)、AUDUSD(8)、USDJPY(1)のドル組
- EURJPY(2)、EURUSD(5)、EURAUD(7)、EURGBP(10)のユーロ組
- GBPAUD(6)、EURAUD(7)、AUDUSD(8)、AUDJPY(9)のオージー組
- ダウ(11)、ナスダック(12)、SP500(13)のダウ組
- 日経(14)、ダックス(15)、金(16)のその他の組
※()内は位置
⑤ 通貨ペアの強弱
現時点でのボラリティーの状況を表示します。ADXの値から判断しておりディフォルトで25以上であれば、トレンドが強いとみなされており、それ以下であればトレンドが弱いとしています。
ADX(Average Directional Index)は、テクニカル分析の指標の一つであり、特定の時間枠内でのトレンドの強さや方向性を示すために使用されます。通貨のボラティリティ(変動性)は、価格の変動の程度や速度を表す指標です。
ADXの値は0から100の範囲で表されます。値が高いほどトレンドの強さが高く、値が低いほどトレンドの強さが低いことを示します。通常、ADXが25以上であれば、トレンドが強いと見なされます。
⑥ 通貨ペアの変動幅
過去20日/過去5日/今日の通貨ペアの変動幅(ボラリティー)を表示します。
⑦ 通貨ペアと通貨の強さ
通貨ペアと通貨の強さを数値化して表示します。通貨ペアでは左が買い候補、右が売り候補のペアになります。
通貨では左が買われている、右が売られている通貨になります。数値が大きいか小さいほどより売り買いされていると判断できます。
⑧ 28通貨ペアの強さ
28通貨ペアの強さを数値化して表示しています。
1段目の左の通貨ペアは今、一番買われている通貨ペアとなります。
2段目の左の通貨ペアは今、一番売られている通貨ペアとなります。
⑨ 4時間足、1時間足、15分足での監視通貨ペアの強さ
4時間足、1時間足、15分足での監視通貨ペアの強さを数値化して表示しています。
TC-Currency Strength plus CFDの使用例
使用例1:MAPOとなっている通貨ペアを売り買いする
まず、今日の通貨ペアの変動幅を確認します。十分にまだ変動幅がある場合その方向にまだ延びる確率が高くなります。
そして通貨ペアの強弱を確認し十分なトレンドが出ているか確認しその通貨ペアの押し目を狙っていきます。
使用例2:監視通貨ペアの最強、最弱のペアの売り買いする
使用例1と同じですが、1時間足以上チャートでのレジスタンス、サポートラインを確認してそこまで伸びる可能性が高いのでそこまで狙っていきます。
使用例3:28通貨ペアの最強、最弱のペアの売り買いする
監視している通貨ペアがいまいち動きが無い場合、28通貨ペアで最強か最弱の通貨ペアになっているのをチャート見て狙っていきます。
使用例4:通貨ペアの変動幅をみて逆張り
こちらは欧州時間または以降の取引になると思いますが、1日の変動幅を確認し過去20日と5日の変動幅を超えている場合、反転する可能性があるので逆張りを狙います。通貨ペアの強弱と数値を確認し数値が弱くなってきたことを確認して逆張りをします。
※変動幅が指標により2倍や3倍になることがありますので数値が弱くなってきたことを十分確認してください。
使用例5:1時間足以上チャートでのレジスタンス、サポートラインで反発するかを確認
1時間足以上チャートでのレジスタンス、サポートラインを引いておきます。ここに到達したときに1日の変動幅を確認し通貨ペアの強弱を数値で確認し反転するようであれば反転を狙っていきます。
使用例6:相関が揃った通貨ペア
相関が揃った通貨ペアはその通貨が非常に強い傾向があります。その通貨ペア組で取引できる可能性があります。
※ここに記載してあることはあくまで使用例であり利益を保証するものではありません。
このインジケータだけで取引しないでください。エントリ時はチャートで確認し、あくまでこのインジケータはトレードの補助ツールとしてご使用ください。
こちらのインジケータはこちらのサイトで販売しております。
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Currency Strength for MT5 |
Q & A
そのまま使用できるよう以下からMT5をダウンロードしてデモ口座で使用することを推奨します。
Titan FX
※決して海外のFX業者を推奨しているわけでなく、この業者では簡単にデモ口座仮設できCFDも取引できるので
こちらを推奨しております。
もしXMで使用したい場合はこちらのセットファイルを使用してください。
チャートを右クリック、"更新"を選択する。
初期では表示に必要なローソク足が不足している可能性があります。
EURUSDのチャートを開いて時間足設定を以下の順番で間隔をあけて
時間足を切り替えてください。
MN -> W1 -> D1 -> H4 -> H1 -> M30 -> M15 -> M5
こちらは具体的な数値はなく実際に使用してみて経験を積んでいってください。
こちらはMT5のみになります。
このインジケータは裏で34通貨の処理しております。価格が大きく動くときに画面がフリーズすることがあります。
なのでトレードしているリアル口座ではなくデモ口座で動かくことを推奨しています。
TC-Currency Strength plus CFDパラメータ
パラメータ説明:
--Indicator Setup--
■Title:画面左上のタイトルを設定します。
■Show Currency Strength:通貨ペアと通貨の強弱を表示するかを設定します。
■Show All Currency Strength:28通貨ペアの強弱を表示するかを設定します。
■Show 15MA,1H MA, 4H MA data:15分足、1時間足、4時間足単位での通貨ペアの強弱を表示するかを設定します。
■Display type:通貨の強弱を表示の切り替え設定します。
■Horizontal position:通貨の強弱 X軸 を設定します。
■Vertical position:通貨の強弱 Y軸 を設定します。
■Currency Space:通貨間のスペースを設定します。
■CS plus Color:通貨ペアの強弱のプラスの色を設定します。
■CS minus Color:通貨ペアの強弱のマイナスの色を設定します。
■Use Custom Chart Color:カスタムでチャートの色を変更したい場合、こちらをTrueにします。
■Update Frequency (seconds): 更新頻度、ディフォルトは5秒ごと
■Print Logs:ログの出力を設定します。
こちらを有効にすることによりログがエキスパートログに出力されるようになります。